(2017全豪オープン決勝)フェデラーVSナダルのスタッツを分析してみた
最高でした。2017年の全豪オープン。ジョコビッチとマレーが早々に敗北した事で、錦織にも優勝のチャンスがあると見られていましたが、ケガ明けのフェデラーが錦織に勝ち、その後も苦しみながらも勝利を重ねて見事に優勝するという流れでした。
今回はフェデラーとナダルのスタッツを振返っていきたいと思います。
<目次>
フェデラー対ナダルのスタッツ
フェデラーとナダルのプレースタイル
フェデラーは1stサーブのポイント得点率が76%と高く、エースも20ポイント取っており、サーブが強い選手と見ることができます。一方、ナダルは2ndサーブでの得点率やリターンでのポイント獲得率が比較的高く、ナダルはサーブ後のやり取りでポイントを重ねていくタイプと見ることが出来ます。
なんとなくのプレイヤーイメージとも重なるところがありますね。
フェデラーのサーブ
フェデラーのサービスポイントのデータをエースを除いて表とグラフにしてみました。
フェデラーの1stサーブが入る確率は最終セットを除いて65%程度で安定していましたね。その中でも競り勝った1,3,5セットは1stサーブで80%程安定して取れていました。1、5セットは2ndサーブでのポイント獲得率も高かったことが見て取れます。最終セットは1stが入る確率は若干低くなりましたが、2ndサーブでの得点率が第4セットに比べて高いので、2ndも攻撃的なサーブを行っていた可能性が高いと思います。
いくらナダルといえどフェデラーからの1stサーブを得点するのは至難の業なんですね。
フェデラーはアンフォースドエラーも多かったですが、それ以上にウィナーが多く、積極的にプレーしていた上にそのプレーがうまく成功していたのだと言う事がわかります。
映像を見る限りナダルも良いプレーをしていたのですが、フェデラーのプレーが一枚上手だった印象です。
フェデラーもナダルも超一流の選手で一時代を築いてきた選手ですが、両方ともケガに泣いていましたが今大会の決勝で両名を見ることが出来るなんて感動しました。
個人的には錦織に勝ったフェデラーを応援していましたが、見事勝って優勝を決めてくれました。
今度は錦織に4大大会で優勝してほしいです。
<試合の流れ>
「引き分けがあるのなら、(ナダルと)分かち合いたい」と言ったフェデラーのコメントが印象的でした。